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I'キムジュンス、モーツァルトに会う

[2010年を輝かせた創造的エンターテイナー④]キム・ジュンス、舞台の満足感を味わう



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●キム・ジュンス|歌手&ミュージカル俳優

二回驚いた。 今年1月国内初演されたミュージカル<モーツァルト!>で。 チケット オープン直後出演回の全席をソールドアウトにした‘シア・ジュンス’のパワーのために一度びっくり。 アイドルのミュージカル進出を斜めから眺めていた者までうなずかせた‘キム・ジュンス’の実力にもう、一度ビックリ。 チケットを売り切れにしたのは‘アイドル スター’シア・ジュンスだったが、観客の心を溶かしたのは‘ミュージカル明星’キム・ジュンスであった。 彼はこの作品で4回ザ・ミュージカルアウォーズと16回韓国ミュージカル大賞授賞式で新人賞と人気賞を握った。 10月初めには作曲家シルヴェスター・リーヴァイの提案で四日間の<キム・ジュンス ミュージカル コンサート-Levay with Friends>を開くこともした。 歌手で活動して多く上がったコンサート舞台だが(“ミュージカル ジャンルの挑戦は多様な音楽に接することができる良い機会”と明らかにしたように)ミュージカル俳優としての舞台体験は彼にも新鮮な刺激になった。 東方神起を巡る騒々しい状況中でも“感謝と幸福を伝えることが多かった”シア・ジュンスの2010年. 舞台での満足感を味わった彼なので再びミュージカル俳優‘キム・ジュンス’に帰ってくることと予測してみる。 




日本語字幕 100220 モーツァルト初演の最後回、ジュンスのあいさつ




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生まれて初めてキム・ジュンスという名前でひとりステージの上に立ったその日
モーツァルトは私とあなたをまた再び出会わせてくれました。

高い城壁を越えて新しい世の中に向かって
飛び立つキム・ジュンスの姿をいつも黙々と私の挑戦に拍手と愛を送ってくださるあなたがたの姿を
ずっと心に閉まっておきます。

そしてありがとうという言葉ではすべて表現できなくて
この舞台の上でその愛に恥ずかしくない私になるための今日も努力します。


いまシャチャルトという名前が
ぎこちなくないこの瞬間たちをこれからもずっと覚えておきたいです。

私が彼に似ていき
みなさんが私の心を感じる今日
私は幸せです。

ありがとう。。みんな


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モーツァルト・・彼になることができてあまりにも幸せでした。
彼自身の生き方に悲観したモーツァルトを見て一緒に泣いて笑ってくれたみなさんがたにもう一度心から感謝いたします。

あまりにも甘い眠りでしたね^^昨日のステージが本当に夢のようです~私と一緒にこの間泣いて笑ってくださった皆さん方がいたのであまりにも幸せだったステージでした。モーツァルトはしばし去って離れますが
私とみなさんの胸の奥いっぱいに残っている美しい夢として記憶してくださったら嬉しいです。




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心のない天才というものはナンセンスだ。
天才というのは偉大な知性でも...卓越した想像力......さらにこの2種類を合わせても絶対成り立たない。
天才を作るのはただ....
愛、愛、愛だけだ-Mozart-? 

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初演プログラムブックより

 

 

 

あなたを演技して歌って少なくともあなたの心を理解して感じることができるということに私は本当に幸せです。「天才的な音楽性ゆえに、自由を夢見て、ロマンを追求するモーツァルト!音楽に対する自負心と自信感、愛に対する溢れんばかりの情熱が、人々からの猜疑心や嫉妬を呼び起こすことになる。天才がゆえに幸福で、天才がゆえに不幸だった 僕のモーツァルト!」ーキム・ジュンス

 

 

 

JYJマガジンより

 

キムジュンス モーツァルトに会う

 

 

 


悩み. 憂鬱、負担、憂慮、困惑…

2009年末、ミュージカル<モーツァルト>出演の提案を受けてキム・ジュンスの頭の中をいっぱいにしたのはまさしくこんな思いだった。
ひとつの言葉だけで表現できない複雑な気持ち、さらにグループ活動を続けることができるか分からなかった辛い時期に受けた提案だった。 メンバー全部歌手活動を中断していたその時、もし自身が<モーツァルト>を選択して舞台に上がるならばメンバー中一番最初に世の中とぶつかり合わなければならない状況だった。
キム・ジュンスは"個人的に心が弱くなっている時であった。"と当時振り返った。 いつも挑戦を楽しんで生きてきた彼だ。
だが、むやみに新しい分野に飛び込むことはできなかった。 ファンの前に出るのも不安だった。

"私をどのように見るのだろうかという考えに陥ってうつ病にもなった。 ミュージカルは特権意識もあるだろうしアイドル歌手に対する憂慮もあるだろう…. 歌手活動も難しい状況で新しいジャンルで世の中に出るのが最も難しかった。"

このように憂鬱な苦悶に陥って二ヶ月の時間を過ごした。 "10年の間ミュージカルだけしてきても主人公を任されるかどうかなのにアイドルだといって主演から任されるのはただだた良くはみられないことではないのだろうか?"という憂慮も大きかった。
だが、ミュージカル<モーツァルト>製作スタッフの説得は続いた。 キム・ジュンスが十分な能力を持っていると言ってペク代表を説得し、会うことすら断るキム・ジュンスをあきらめなかった。 そして<モーツァルト>公演実況DVDを手に握らせた。








01 私の心を代弁してくれた一曲の歌


DVDに含まれた一曲の歌がキム・ジュンスの胸を打った。 複雑だったキム・ジュンスの頭の中の霧も一瞬に晴れた。

'なぜ私を愛してくれないのですか'という歌であった。 キム・ジュンスはその曲に初めて接した瞬間が思い起こされたのか、インタビュー途中ソファに寄りかかっていた腰をまっすぐにして伴奏もなく歌を歌い始めた。 周囲は即座に甘美な歌声で包まれた。
"私の声を絶対に聞いてくれない/もっとわからないのは父さんが行ってしまった理由/私は他の人にはなれない/父さんが願う人生よりもただ私になるんだ…."

歌を止めたキム・ジュンスは"歌詞が私の心とあまりにも同じで衝撃的だった。"とまで言った。 "ミュージカルの中のお父さんは'君のような息子を持ったことない。'と冷酷に去っていく。 ありのままを愛してくれない。"

キム・ジュンスはこの歌を通して自分の心を表現できることという確信が持てた。
このようにキム・ジュンスの心を変えたのは結局歌であった。

"芸能人なので華麗な姿、良い姿、幸せな姿だけ見えるのだろうが隠された孤独さもある。 芸能人なので他人とたやすく親しくなることができないように、私の人気と富、名誉だけ見て私に接近した人々によって傷も受けた。
そばにいた人々は私が前所属会社と訴訟を行うとすぐに去っていってしまった。"

劇中男爵夫人が歌った歌'黄金星'もやはりキム・ジュンスの心深く染み入った。 天才モーツァルトを広い世の中に導こうとする男爵夫人とこれを反対するお父さんの葛藤を描いた歌だ。

"SMエンターテインメントを出ながらもそこが最高だというのを認めた。 だが、外に出てきてみると自分が最高にならなければならないということが分かった。 '黄金星'も結局私の話であった。"

越えなければならない山はまたあった。 舞台に上がるまで決して容易ではない過程. キム・ジュンスは初めて<モーツァルト>練習室に行った日をくっきり記憶している。 "やめてしまおうか、なんでするなんていったんだろう。"という後悔も感じた。 歌を上手にする'スペシャリスト'たちが集まっている所なので当然のことだった。 歌唱力では外されることがないキム・ジュンスであった。 歌謡界で最も歌の上手い歌手の立場をのがさなかった彼であった。 だが、ミュージカルは違った。 ソ・ポムソク、ミン・ヨンギなどそうそうたる俳優がマイクなしで朗々とした歌声で歌を歌った。 キム・ジュンスは
"彼らに押されないようにするならこん身で歌を歌わなければならない。"

という考えで頭がいっぱいになった。
トップ歌手としてアジア舞台を縫って積んできた'力'が再びうごめき始めた。 始動がかかるとエンジンはすぐ熱くなった。
経験はノウハウを作る。 キム・ジュンスは

"声楽発声で歌ってみたところで何十年してきた人に押されるから私だけの特色ある声で<モーツァルト>を歌って、監督様がおっしゃった通り私をキャスティングした理由を考えよう。"

と心に決めた。練習を何度も参加できないまま先に決まっていた撮影のためにオーストラリアに行った。 オーストラリアでキム・ジュンスは決意して<モーツァルト>のすべてのセリフと歌、動作を覚えた。 ソウルに戻って練習に参加した。 周囲の刺すような視線を受けてキム・ジュンスは3時間の分量のラン スルー(run through)を完全に消化した。 見守った者たちは気持ち良い衝撃に陥った。
憂慮の視線が一瞬にして消えた。 実力をまともに見せるとすぐに同僚は先にキム・ジュンスに心を開いた。




02 苦難の後味わった幸福


キム・ジュンスが難しく選択した挑戦は新記録を作った。 2010年1月幕を上げた<モーツァルト>は韓国ミュージカル興行歴史を書きかえその歴史の瞬間をまさにキム・ジュンスが飾った。 ソウルセジョン文化会館、総20回、毎回3000席、キム・ジュンスが出演する総6万席のチケットたった10分で売り切れた。 ミュージカル チケット販売史上最短期間売り切れ新記録、言論は連日キム・ジュンスがたてた記録を報道した。

ファンたちはもちろん関係者たちまで驚きを隠すことができなかった。 慌てたのはキム・ジュンスも同じだった。

"ひとり立ちしたが人々が果たして見に来るだろうか? チケット価格13万ウォンは高い金額なのに6万席が本当に売れるだろうか? チケットが売れなければ私はどんな顔をして歩けばいいだろう? (笑)本当にその時はあらゆる心配をした。"

売り切れ記録を立てて上がった初めての舞台、キム・ジュンスの心臓は早鐘のように鳴った。 "東方神起でデビューした当時の気持ちそれ以上を感じた。"と言った。 3時間の間ただ単独で舞台を導かなければならなかった。 客席のまなざしがそのまま伝わってきた。
"あたかもどんなにちゃんとできるだろうか見てやろうという視線のようだった。"

唇がからからに乾いた。
初回公演は大成功だった。
カーテンコールの後キム・ジュンスは舞台に座り込んだ。 涙が流れた。 客席で公演を見たパク・ユチョンとキム・ジェジュンも共に泣いた。 パク・ユチョンは"モーツァルトが生きているならば舞台の上での君が見せたその姿であるだろう"と言い絶賛した。

<モーツァルト>はミュージカルそれ以上だ。 初めて希望を見た。 今後も私に最高のミュージカルは<モーツァルト>だ。"
 


 

(20130209 ブログ記事より抜粋)

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