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THE WORLD THAT"XIAH junsu"MADE

2010.05/15 

 

 

ーいよいよソロとしても活動が本格的に指導するわけですが、今の気持ちはいかがですか?
XIA:緊張感もありつつ期待もしてますね。自分もどういうソロになるかすごく楽しみにしています。

ーソロでやりたいことは明確に見えている感じですか?
XIA:そうですね。いままで自分の中で考えてきたやりたかったことを今回のシングルに入れて見ました。

ー今回の作品はセルフプロデュースという形で製作されたそうですがジュンスさんの中でやりたかったことというと?
XIA:東方神起の中ではまだやれてなかったという部分で。ひとりでは絶対にR&B系のブラックジュージックがやりたくて、そういう気持ちをありのまま出して、がんばって作曲しました。

ー一曲目の”intoxication”はまさにR&B的なアプローチの曲ですもんね。これ、どんなふうに作っていったんですか?
XIA:この曲は韓国で”モーツァルト!”っていうミュージカルをやっている間に作りました。時間的には一日に1.2時間くらい集中してやって、一週間くらいかかりましたね。オケはレコーディング中に何度も手直したりしましたけど。

ーミュージカルと曲作りを同時期にやることは大変ではなかった?
XIA:それは大変でしたよ。ミュージカルの世界と、自分の作る曲の世界が全然違うんで、逆にリフレッシュできた部分もありましたし

ーこの曲を通して表現したかったことは?
XIA:ちょっとセクシーな大人を表現したいなって思ったんです。今までの自分のイメージとはちょっと違っていると思いますけど、ステージが似合うような楽曲をまずはみなさんに見てもらいたくて。

ーセクシーっていうのはすごく納得。ワンループで押していくトラックがすごく艶っぽかったです。
XIA:ブラックミュージックってワンループの曲がけっこう多いしそのほうがいろんなメロディが浮かびやすいんですよ。コードがあると、そこに自分が合わせなきゃダメじゃないですか?
ワンループだと、そこの自由度が広くなるんです。

ーじゃあ、今回もたくさんのメロディが浮かびました?
XIA:そうですね、ワンフレースで3つか4つありましたね。そのなかから全体の雰囲気を合わせながら選んでいった感じで。

ーストリングスが絡んでくるところで、感情の高まりみたいなものも感じました。グッロ盛り上がりますよね。
XIA:サビの部分はどういう感じですよね。今回はストリングスもギターも生でレコーディグしたんです。デモの段階ではシンセを入れていたんですけど、生にしたことで自分が思っていたとおりにかなり良くなりました。それによってセクシーな感じと、ちょっと悲しさみたいな気持ちも表現できたと思いますね。悲しい男の気持ちもこの曲で表現したいことだったので、そこも聴きどことになっていると思います。

ーちなみにストリングスやギターなどのレコーディングにも立ち会ったんですか?
XIA:自分はそのとき韓国にいたんで立ち会えなかったんですよ。でも信頼しているディレクターさんにお願いして出来たファイルを送ってもらいました。でそれを確認してさらに相談したり。

ーへぇ。ファイルのやり取りのなかでもジュンスさんのアイデアがさらに加味されていったんですね。
XIA:はい。今回はちょっとだけミキシングまで自分が提案したりもしたんですよ。

ーミックスに関してのこだわりは?
XIA:”Tell me what you want~" っていうフレーのところにシンセのオケが入っているんですけれど、最初はその音が小さかったんですね。そこは踊りも激しくなる部分なので、ちょっと雰囲気が変わったということをみなさんにも伝わるようにしたかったから、少しだけ音量をあげてもらいました。あとは電話っぽい声がちょこちょこ出てくるじゃないですか。"
Hey,hey"とか。それを入れるのは自分が提案しましたね。

ーなるほど、今回は細部にわたってジュンスさんのこだわりが注ぎ込まれているんですね。
XIA:はい。今回はいろいろな部分で自分も勉強になったなって本当に思いますね。出来上がったときはすごくうれしかったですし。

ーH.U.B.さんが手掛けた歌詞もかなりセクシーですよね。英語が多めですけれど刺激的なワードが散りばめられていて。
XIA:やっぱりブラックミュージックの雰囲気にはそういう歌詞が似合うと自分は思っているんですよ。
メロディが出来たときにガイドを自分で入れたんですけど、そのときに自然と”touch me baby"
とかそういう言葉が出ちゃったんです。やっぱりそういうフレーズがこの曲の雰囲気には合ってたんですよね。なのでそれを活かした歌詞にしてもらうように作詞家さんへ提案しました。英語を多くしてもらったのも、洋楽っぽい雰囲気の曲に仕上げたかったからだし。

ー歌詞のなかで特に気に入っているフレーズはありますか?
XIA:”指を絡めて身体中まで~”のパートですね。”秘密の密を見つけてく~”っていうところでは、僕の提案でライムを作ってもらったんですよ。

ー”みつ”というワードで韻を踏んでますよね、
XIA:そう秘”密”の”密”を”見つ”けていうくっていう。意味は違うけど発音は同じっていう。H.U.B.さんがちゃんと僕の提案を理解してくれてうれしかったですね。

ーそのパートの最後のライン”揺れる声に息 so beautiful というところもすごくいいですよね。ちょっとエロく聴こえるでしょ(笑)
XIA:うん、エロいですね(笑)そこも聴きどころ!

ーあとはやっぱり歌ですよね。この曲の仕上がりに大きく影響しているのは、世界観をクッキルト書き出している、ほんとにセクシーな声だなぁと。
XIA:やっぱりR&Bの曲だからリズム感とグルーヴ感を活かしながら歌わないと曲の味が出ないんです。
なのでそこにはほんとに注意しながら歌いました。自分なりにいろいろと挑戦したり、雰囲気を変えながらレコーディングしましたね。

ー難しくはなかったですか?
XIA:歌いやすい曲ではないんですけど自分で作った曲だからちょっと慣れた感じで歌えたところはあったと思います。ただ、こういう曲は感情もすごく重要になってくるので、雰囲気に合わせた感情を込めるっていう部分には結構注意はしましたね。

ーこの曲では、ガッツリ踊る感じになりそうですよね。聴いていると踊っている姿が想像できましたし。
XIA:作曲したときに、サビの部分の踊りが思い浮かんだんですよ。なのでそれを考えながら作ってました。実際のダンスも、サビの部分は自分の考えたとおりになっていますね。ストリングスの雰囲気に合わせて、ちょっとネバネバな感じ(笑)。全体的にいうと、激しい感じではなく、ちょっと抑えたダンスではありますけど、オシャレな感じになっていると思うので、みなさんに早く観てもらいたいですね。自分はやっぱり踊る姿を一番皆さんに観せたいんで。

ーそしてジュンスさんの"歌”が最大限に発揮されているバラード”悲しみのゆくえ”は切ないですね。
XIA:今回は僕の好きな洋楽っぽいR&B系の曲と好きだけどテイスト的に両極になるような切ないバラードも入れたかったんでよね。ひとつのシングルで幅が感じられるように、全然違ったテイストの曲を入れてみたんです。ただ、このふたつは男性の気持ちを歌った極ではあるんですよね。”INTOXICATION"は男の見た目の部分を考えながら作ったし、”悲しみのゆくえ”は男の弱さというかそういう内部を描いた曲になったと思います。

ー曲のテイストはまったく違うけどそういう共通点もあると。
XIA:はい。この曲は自分が作ってはいないんですけど、20~30曲の安価から自分で選んだんですよ。聴いてもらうとわかりますけど、最初から最後までハモとかユニゾンとか、重ねてる声が全然なくて。最後まで一声で終わるんですね。

ーうんうん、そうですね。
XIA:しかもリズムもないじゃないですか。ピアノとストリングスしかない。そういうサウンドの中で、感情を自分なりにどうやって込められるかなっていうことを考えながら歌った感じです。ガイドでは2サビと3サビがファルセットだったんですけど、2サビからは地声で歌ったほうがもっと良くなるかなと思って、自分なりに変えてみたりもしました。結構いい仕上がりになりました。

ーサウンドがシンプルな分、歌がしっかりしていないと成立しないタイプの曲ですからね。そういう意味でほんとに最高の仕上がりだと思います。
XIA:頑張りました(笑)でも、自分の場合、シンプルな曲のほうが感情が目立つし歌いやすいんですよ。ピアノだけとか、ギターだけみたいな曲で歌うとすごく気持ちがいいんです。

ー息使いを感じるブレスも、せつなさを倍増させる感じで。
XIA:あ、それもミキシングする前に自分がちょっとお願いしたんですよ。そういう息使いとかちょっとゆれてる声はそのままに残してくださいって。

ー歌詞に関してはどんな印象を受けましたか?
XIA:”幸せは終わるより変わるほうが僕にはさみしい”っていうところが一番最初にパッと胸に来ましたね。あぁ、そうだたなぁって。皆さんもこの歌詞で自分暖簾会を振り返って欲しいですね。

ーこれはもう終わってしまった恋の歌ですよね。
XIA:そうですね。ちょっと後悔してる男の弱い部分が出ていますね。男って以外とそういうところあるじゃないですか?弱さを隠して強く見せてはいるけれど、たまには弱い気持ちを出したいときもあるっていうか。

ー今作は幅も見せられて、ジュンスさんにとっての大きな柱がいい形で表現できましたね。
XIA:今までやってきたことに負けないくらいのものはできたと思います。日本では久しぶりの出会いになるシングルですけど、XIAH Junsuだからできる音楽を、この作品で皆さんに聴いてもらうことができるかなって。

ー引き続き、曲作りは積極的に行っているそうですね。
XIA:はい。作ってますね。今はほんとに、作曲に夢中になってるんです。自分が作った曲を歌えるっていうのは大きな喜びだし、すごく楽しいです。いい機会があれば、またぜひ皆さんにも聴いてもらいたいですね。

ーそういえば、初のミュージカル出演はいかがでしたか?
XIA:楽しかったですよ。ほかのジャンルとしていい挑戦になったし。いろんな人とのいい出会いもあったし。勉強になりましたね。幸せでした。

ー演技はまた挑戦してみたい?
XIA:音楽があるミュージカルだったから、まだなんとなくやりやすかったけど、演技だけだと・・まだわからないですね。僕がいま楽しいのは音楽ですね、やっぱり。

ーでも表現するという部分では、演技を勉強することで音楽にも活かせそうですよね。
XIA:あ、それはありますね。アーティストって歌でも演技してるところがあったりすると思うんですよ。明るい曲のときは笑いながら歌ったり、悲しい曲では悲しい表情にもなるし。そういうところではいい経験になると思います。実際ミュージカルをやったことで、発声的に今までとは違った部分で練習できたりもしましたし。

ーじゃ最後に、読者にメッセージを。
XIA:待っててくれた皆さんのために、XIAHらしい音楽とステージをこれから見せて行きたいと思っています。たくさん期待していてください!

WHAT's IN(2010.6)

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